「植物工場」レタス出荷 石巻市北村 向陽アドバンスが設置 人工光で通年生産ビニールハウスの5倍収穫/ (2010/11/5 三陸河北新聞)

http://www.sanriku-kahoku.com/news/2010_11/i/101109i-syokubutu.html

石巻市北村で「植物工場」と言われる完全人工光型植物栽培施設が軌道に乗り、今月からレタスなどを仙台市内のレストランやスーパーに出荷している。施設を設置・運営している向陽アドバンス(石巻市北村、沢口勝広社長)は「年中、安定生産できるのが強み。直販ルートを確保できれば、採算は十分に取れる」と語る。今後、施設やノウハウの普及に努めていく考えだ。
 同社は養液栽培装置メーカーと連携して昨年11月、小規模施設で試験を始め、ノウハウを蓄積した。今秋、約480平方メートルの本格的施設が完成。栽培室330平方メートルに6段4列の栽培棚を設置し、9月16日から栽培に乗りだした。
 人工光、養液、二酸化炭素濃度、温度はすべてコンピューター管理だ。年間30万株の生産を見込んでいる。
 同社によると、野菜の種類にもよるが、種まきから1カ月前後で収穫できる。ビニールハウスの2倍の早さという。さらに空間を立体的に利用することで、年間にすると、同じ面積のビニールハウスに比べて約5倍の収穫が可能とみている。
 向陽アドバンスは断熱パネルメーカー。軽量鉄骨造りの施設には自社の断熱パネルも使い、大手企業の約半分の7000万円ほどで済んだ。試算では、整備費をすべて借入金で対処しても、夫婦2人とパート1人で運営すれば、総人件費、借入金の返済を差し引いても、年間300万円弱の黒字が見込めるという。
 さらに、石巻市や女川町は電源立地地域の優遇措置を受けられる地域。沢口社長は「年間600万円ほどかかる電気料金を25~75%削減でき、地域的にもメリットは大きい」と話している。
 向陽グループの中核企業である向陽(石巻市北村)の鈴木勝代表取締役会長は「高齢化が進む農業の先行きを憂慮し、障害者の働く場もつくりたいと思っていた。この施設なら、野菜を安定生産でき、高齢者をはじめ障害者も若者も働ける場になる」と語る。
 鈴木会長は自身が社長の農業生産法人「鈴木ファーム」を設立。向陽アドバンスが生産した野菜の販売を手掛けるほか、障害者の授産施設にする同様の施設を2棟建設する計画だ。

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